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『阿波DANCE』 [映画(青春)]

阿波踊りとヒップ・ホップダンスの融合という無謀なテーマを持ったこの映画、観てみると意外とまとまっていた。
しかも創作ダンスの四苦八苦より、周囲とうまくやっていくことの難しさや大切さ、月並みだが高校生活最後の夏休みに大人へと成長する若者の姿を描いた点が成功している。主演には主演作が続々公開される期待の若手女優、榮倉奈々と、映画・舞台・TVと幅広く活躍する勝地涼。

東京から徳島の学校へ転校してきた茜は、ヒップホップダンス大会で優勝経験もあるクールな女の子。 早速ダンス部を覗いてみると、地元の伝統芸能・阿波踊りを一生懸命踊る男子たちの姿が。特にコージは誰よりも阿波踊りへの情熱が熱く、”ダサい”とけなした茜と激しく対立する。しかし、コージの親友ユッキーが阿波踊りとヒップホップが混ざり合うAWA DANCEを思いつく。しぶしぶ参加する茜とコージだが、うまくまとまりかけた矢先に解散の危機が・・。

初っ端から、茜のキャラが気に入らない。超ワガママで憎たらしい。彼女に何故、阿波踊りをけなす権利があるのか・・コージの方がよほどシッカリしている。しかし、この茜の刺々しさが次第に取れていくのがこの映画の重要な部分。茜の見せるヒップホップや地元市民たちの阿波踊りなどダンスシーンは勿論見どころだが、個々のキャラクターの性格や苦悩がきめ細かく描かれている。親や友人に言えない孤独な悩みや、寂しさ・・それが彼らを踊る情熱へと駆り立てるのだが、茜の場合、それは”怒り”でしかない。でも、ユッキー(この子がなかなか良い)の優しさやコージの言葉によって、茜は自分の中の孤独と向きあい、闘うことになる。茜だけでなくコージもまた、父親を尊敬する反面、親に逆らえないもどかしさも感じている。ユッキーも夢と現実の間で揺れている。ダンスは心で踊るもの。阿波踊りのキーワードである”阿呆”がここで大事な役目を果たす。ラストの阿波踊り大会のシーンは圧巻(よくこんな上手くヒップホップと融合させたものだと感心したら、振り付けはKABA.ちゃんであった)。

茜が徳島を離れる展開はちょっと残念だと思ったけど、新しい出発という意味で縁起の良さを感じた。

最近みんな阿呆になること忘れてないかな?

キーワード;
「無理」、融合、メダル、蓮根、親子、レオナルド・ダ・ヴィンチ、美術館、自転車、試験、阿呆

2007年日本
監督:長江俊和
出演:榮倉奈々、勝地涼、北条隆博、橋本淳、尾上寛之、岡田義徳、星野亜希、笑福亭松之介、高木沙耶、高橋克美

夏公開

(c)2007「阿波DANCE」Film Partners


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