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『図鑑に載ってない虫』 [映画(コメディ)]

『イン・ザ・プール』だけ未見なのだけど、『亀は意外と速く泳ぐ』『ダメジン』と観て、観ている最中は「なんか変~」と思いながらも観終わった後「なんかすごく面白かった気がする」と不思議な感覚が残る映画・・。それが三木聡監督の映画。そんな彼の最新作は、主演が伊勢谷友介、松尾スズキ、菊地凛子という異色キャストのロードムービー。

フリーライターの「俺」は、月刊”黒い本”の美人編集長から、死後の世界のルポのために”死にモドキ”を探して取材せよと命令される。相棒のエンドーと、途中で知り合ったリストカットマニアの女サヨコと共に”死にモドキ”を探しに行くが・・。

説明しようのないこれだけの話だが、例によってブっ飛びキャラが乱入し、奇想天外なストーリー展開となっていく。シュール度は前回を上回っているような・・どうシュールかは観てのお楽しみ。
まともな人は一人として出てこない。
しかも、いっぱい役者が出てるんだけど、どれも扱い方が凄い^^; 彼らの壊れ方も見もの。
菊地凛子は『バベル』とは一転したキャラを演じている(でも魅力的、似合ってる)。
”死にモドキ”を見つけた後から物語は一気に加速し、シュールの極地へ(笑)。

なんか変なことを考えた。
人はどういうことがきっかけで笑うんだろう=何故これが可笑しいんだろう。
まったく変な冗談ばっかり、三木映画の笑いはシュールレアリスムだ=芸術(?)。
とにかく独特です。
三木監督の頭の中、どうなってるんだろう。かち割って見てみたい~などと、これまたシュールなことを考えた私でした。

キーワード;
アル中、SM、ヤクザ、アイスキャンディー、ホームレス、臨死体験、カメラマン、チュッパチャップス、救急車

2007年日本
監督:三木稔
出演:伊勢谷友介、松尾スズキ、菊地凛子、岩松了、ふせえり、水野美紀、松重豊、高橋恵子、片桐はいり、嶋田久作他

6月、テアトル新宿にて公開

c 2007「図鑑に載ってない虫」製作委員会


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『キサラギ』 [映画(コメディ)]

『ALWAYS 三丁目の夕日』で日本アカデミー賞を受賞した古沢良太の脚本に、キャストは小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雄(ドランクドラゴン)、香川照之、ドラマや映画のヒットメイカー佐藤祐市監督というコラボレーションで生まれたワンシチュエーション・ミステリーコメディ(ジャンルくっ付けすぎ)。

「D級」グラビアアイドル、如月ミキが自殺して一年。彼女の一周忌に集まった5人の男性ファン・・家元、オダ・ユージ、スネーク、安男、イチゴ娘。如月ミキファンサイトの常連である彼らは全員初対面。誰もが「盛り上がれる」追悼会を期待していたはずだが、「彼女は自殺じゃない、殺されたんだ」と口走った者が。この発言で5人は大混乱。あれこれ推理をしては判明する意外な新事実。挙句の果てに、全員が一度は「お前が彼女を追い詰めた」と詰め寄られる事態に。果たして彼女の死の真相は??

『12人の恐れる男』的なワンシチュエーション映画は、見方を変えれば舞台劇と同じで、役者の演技力が要求されるが、その点、キャスティングされた5人はいずれも個性派・実力派揃い。それぞれのキャラクター設定もかなり細かく、コミック的でオーバー。一番ノーマルで純粋なファンである家元(小栗旬)、クールで謎めいた二枚目的(?)存在のオダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)、無駄に騒ぐわりに自分の意見がない軽率男のスネーク(小出恵介)、間が悪くていつも話に入れない、ピエロな安男(塚地武雄)、そして不気味に謎めいたイチゴ男(香川照之)。

とにかく脚本とキャスティングの勝利。
全体的に無駄がない(ラスト近くで全員が人工の星空を眺めるシーンだけちょっとわざとらしいが)。
彼ら一人一人が何らかの形で如月ミキに関わっており、それが一体どう関わりがあるのか、そして真犯人が彼らの中にいるのか、いや、それ以前に如月ミキは他殺なのか?!という、謎が謎を呼ぶ展開になっていく。「喪服を着れば盛り上がれるんです!」など爆笑を呼ぶ台詞もいっぱいで、ミステリーと言えど終始笑わされっぱなし。
これはなかなかのエンタテインメントです。

キーワード;
喪服、火事、ファンレター、電話、マネージャー、ストーカー、詰め替えボトル、幼馴染、アロマキャンドル、父親、ママレモン、ヘアヌード写真集

2007年日本
監督:佐藤祐市
出演:小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雄(ドランクドラゴン)、香川照之他

初夏、渋谷シネクイントにて公開

(C) 2007「キサラギ」フィルムパートナーズ


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『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』 [映画(コメディ)]


NewsWeekでも紹介された、”問題の”映画。
一応、アメリカ中の映画賞にノミネート&受賞し、ゴールデン・グローブ賞では主演のサシャ・バロン・コーエンが主演男優賞を受賞している。しかも、全米では1000スクリーン以下の興行収入新記録を樹立してしまったという驚き。

ユダヤ系イギリス人であるコメディアン、サシャ・バロン・コーエンが演じるボラットは、自身のTV番組Da Ali GShowのために作り上げたキャラクター。その軽いフットワークを膨らませて映画化したのが本作だ。

ボラットはカザフスタン国営テレビのリポーター。プロデューサーのアザマートと一緒にNYへ取材にやって来る。ところが、文化の違いからボラットが訪れるところ、やること全てトラブルの元。そんな彼がTVで偶然見たパメラ・アンダーソンに一目ぼれ!彼女が住んでいるというカリフォルニアに向かうことを決意するが・・。

う~ん。ダメ。普通に笑って観たけど、笑いは笑いでも苦笑いでしょ、これ。日本人のツボに合うのか?いや、私のツボに合わないだけ?文化の違いや常識に対する見解、盲目的 愛国主義、反ユダヤ主義など強烈に皮肉りながら鋭く突っ込んでいるのは分かるんだけど。
下ネタを敬遠しているわけではないけど、それにしてもウンチ系ギャグが多すぎて苦笑・・。
ある家で借りた水洗トイレの使用法が分からず、仕方なく自分のウンチを包んで食卓まで持ってきたりとか、一糸纏わぬ姿でアザマートと喧嘩したりとか・・。
どこか可愛らしくもあるんですけどね^^;
そのときだけ笑って終わりな映画と面白い映画って別でしょ。
すいません・・私には合いませんでした。
単に趣味の違いです。
私が薦めないからと言って「観たかったけどヤメタ」とは言わないでくださいね^^;

でも、「自虐映画」っていう形容は気に入った(笑)。

キーワード;
ユダヤ人、ニワトリ、ゲイ・パレード、アメリカ国歌、熊、娼婦、骨董店、サイン会

BORAT:CULTURAL LEARNINGS OF AMERICA FOR MAKE BENEFIT GLORIOUS NATION OF KAZAKHSTAN
2006年アメリカ
監督:ラリー・チャールズ
出演:サシャ・バロン・コーエン、ケン・ダヴィティアン、ルネル他

5月26日より渋谷シネ・アミューズ他にて公開


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『リンガー!替え玉★選手権』 [映画(コメディ)]

「お金のために、障害者を装いスペシャルオリンピックに出場する」という不謹慎な設定にビビり、しかも製作にファレリー兄弟の名があるのでお下品系かと思って期待していなかったのだけど・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・面白かった・・・。

主人公のスティーブは、仕事先で上司から真面目な用務員スタービへの解雇通告を任される。スタービは市民権を持っておらず、妻に先立たれ5人の子供を抱える身。スティーブはスタービを哀れに思い、自分のアパートの庭師として雇うが、芝刈り機で指を切断する事故が発生!手術費に高額な費用がかかることを知り叔父に相談すると、彼は「知的障害者のふりをしてスペシャルオリンピックに出ろ」とトンでもない提案をする。高校時代に演劇部&陸上選手だったスティーブに勝ち目はあるが、あまりにも不謹慎なアイディアに当初は拒否。しかし、ベッドに横たわるスタービを見て結局出場を決心するのだが・・。

こんな内容で公開されたら関係者団体が上映中止運動でも起こしたのではないかと心配したが、意外にも反応はよく、実際に障害を抱える人たちにもウケたとか。
障害があるからと言って、「普通じゃない」わけではない。最初はイジメにあうスティーブだが、最終的には彼らと友人関係を築き、ごく自然に彼らの輪の中に入っていく。実際、障害があるとかないとかは全く関係のない物語になっていくのだ。そう気づかせる重要なキーワードは、スティーブの優しさ。彼の思いやりにあふれた性格を印象付けるエピソードは最後の最後まで用意されており、観ている者は勇気付けられると同時に、心が温かくなっていく。
先入観を持たずに観てほしい。スターは出ていないけれど、スペシャルオリンピックに出た本物の選手たちも俳優として出演。これは隠れた名作と言える。

キーワード;
芝刈り機、陸上、借金、賭け、優勝、デート、映画館、ダンス

THE RINGER
2005年アメリカ
監督:バリー・W・ブラウスタイン
出演:ジョニー・ノックスヴィル、キャサリン・ハイグル、ブライアン・コックス他
4月より、シアターN渋谷他にて全国公開


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『Gガール 破壊的な彼女』 [映画(コメディ)]

「~な彼女」ってタイトル多いなあ^^; ユマ・サーマンとルーク・ウィルソン主演の”エロかっこいい”お色気コメディ。監督は『ゴーストバスターズ』のアイヴァン・ライトマン。

NYのマンハッタンで宝石強盗事件が発生。そこへ駆けつけたのは噂のGガール。ブロンドの髪をなびかせ、超音速で空を飛ぶ彼女は、ニューヨーカーたちに大人気の正義の味方だ。一方、設計会社の部長マットは、地下鉄内で出会った眼鏡美人、ジェニーと恋人同士に。ところが、彼女の行動は何だか変。例えば、レストランでの食事中にブロードウェイで火事が発生したとき。途端に彼女は中座してトイレへ・・そして何事もなかったかのように戻ってくる。更に、ジェニーのキス・テクニック&セックス・テクニックが凄まじいパワー。数日後ジェニーは自分がGガールだと言うことをマットに告げる。しかし、ジェニーのスーパーな嫉妬深さと、それに伴う破壊行為に次第にマットは辟易。同僚のハンナに気持ちが傾いていくが・・。

それほどエロエロした描写がない代わりに、部屋が壊れるほどのセックスや、生きたサメを投げつけたり、突風を起こして会議の最中のマットを裸にしたりなど、超能力ネタのギャグが満載。いつも怒ってばかりいるキュートなジェニーと情けないマットのカップルは、ユマ・サーマンとルーク・ウィルソンでピッタリはまる。この二人以外のキャラクターも注目度が高く、Gガール誕生の秘密に関わるベッドラム教授がイチオシ。一応悪役に当たる彼だが、結構可愛いキャラで実はとても切ない過去が隠されている。しかも彼は最後にマットと手を組み、ハッピーエンドという展開。マットの同僚ハンナもラストに仰天の運命を辿ることになる。う~ん、これは二作目もあるのか?可愛らしい作品なので女性におススメかも。

キーワード;
地下鉄、眼鏡、引ったくり、隕石、サメ、ベッド

My Super Ex-Girlfriend
2006年アメリカ
監督:アイヴァン・ライトマン
出演:ユマ・サーマン、ルーク・ウィルソン、アンナ・ファリス、エディ・イザード、レイン・ウィルソン他

2月(?)公開


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『家門の危機』 [映画(コメディ)]


まだまだ頑張ります、韓国映画。 こちらは、ヤクザの跡取り息子と美人検事の恋を描いたコメディ。ヤクザとコメディの融合・・・面白そうではないですか。本国韓国では公開されるやいなや、記録を塗り替える興行成績を収めた大ヒット作なのだ。

韓国最大のヤクザ、白虎組を率いる女ボスの夢は、女にイマイチ興味がない長男インジェにエリートの花嫁を迎えること。インジェの弟二人を呼び出し、「来月の還暦祝いまでに嫁を連れてくるように!」と命令。時を同じくして、インジェの目の前に理想の女性ジンギョンが現れる。しかも、交通事故で失った昔の恋人に瓜二つ・・インジェは完璧にジンギョンに一目惚れ状態。しかし、彼女の職業は敏腕検事、それも担当は暴力団。これを機会にヤクザから足を洗おうとするインジェ。一方、白虎組の家門を守ろうと躍起になる弟たち。果たして、二人の恋の行方は・・?

テンポの良い脚本と、愛すべきキャラクターたち。インジェを演じるのは『天国の階段』や『輪舞曲-ロンド-』でお馴染みのシン・ヒョンジュン。「真面目な彼にコメディは無理では」との周囲の心配をよそに、監督が彼のコメディセンスを見抜いて起用した結果、大成功。ヤクザにしておくのは勿体無いような、内気で誠実で純朴な男を好感度たっぷりに演じている。昔の恋人との思い出のシーンは80年代丸出しの思い切り恥ずかしいファッションで登場、バカップルぶりを見せつけけて爆笑必至(本人たちも笑いが止まらず、撮影がなかなか進まなかったらしい)。ジンギョンの先輩がなかなかいい味を出しているが、物語の後半で悪役に回ってしまうのが残念。本当は、この映画に出てくる人にそんなに悪い人は居ないのだ。白虎組もお行儀のいい暴力団で、家族愛に満ち溢れている。

私事だが、以前金沢に行った際に、武家屋敷跡の土産物店にヤクザが家族連れで来ていた。全部で10数人。側近らしき男たちが多数居て、それぞれアイスクリームを片手に写真を撮ったりしていて(笑)、妙に可愛かったのを覚えている。この映画は、ヤクザたちのそんな一面を誇張した楽しい作品。資料によると、続編があるらしい。これなら又観たい。

キーワード;
バストパッド、「愛の分かち合い」、映画館、バイク、ボランティア、バストクリーム、還暦祝、逮捕、弁護士

2005年韓国
監督:チョン・ヨンギ
出演:シン・ヒョンジュン、キム・ウォニ、キム・スミ、タク・チェフン、イム・ヒョンジュン、コン・ヒョンジン他

11月、シネマート六本木にて公開


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『椿山課長の七日間』 [映画(コメディ)]

またまた浅田次郎原作の映画化。監督は『子ぎつねヘレン』の河野圭太。主演に西田敏行、伊東美咲、成宮寛貴という豪華メンバーを揃え、涙と笑いに包まれた、ちょっとユニークな”黄泉かえり”の物語だ。

勤務先のデパートで脳溢血のために突然死した椿山課長。気がつくとそこは天国と地獄の中間地点にある”中陰役所”。家のローンや認知症の父、妻と息子、やり残した仕事など未練たっぷりの椿山は、三日間だけ現世に戻ることを許される。ただし、決して正体を明かしてはならない。椿山は、正体がばれぬよう生前の姿からは想像もつかぬ絶世の美女、和山椿となってよみがえる。一方、中陰役所で椿山と同じように三日間の黄泉かえりを許されたヤクザの親分・武田は美貌のヘアスタイリスト竹内に、小学生の雄一は蓮子という同年代の少女に変身。3人は妙な形で現世で再会、それぞれの思いを遂げるために、残された時間の中で懸命に奔走するのだが・・。

椿山課長を演じるのは言うまでもなく西田敏行。彼が変身する椿役に伊東美咲。ヤクザの武田が変身する竹内に成宮寛貴(つまり、皆”二人一役”)。嬉しくなるほどピッタリくるキャスティングである。伊東美咲を”絶世の美女”と呼ぶのは大袈裟な気がしたけど(何故なら、彼女には何故か親しみやすい庶民的なオーラがあるから)、外見は若い女でも中身は中年男。当然、言葉や仕草や態度が男になるシーンが多いので、これはコメデェンヌとして充分な才能を持つ美咲嬢にしか出来なかったでしょう。竹内も、オシャレなヘアスタイリストを装いながらも口調はヤクザ。そんなギャップが笑いを誘う(ちょっとルール違反な設定かもしれないけど、面白いからいいのだ)。

マンガのようなドタバタシーンもあれば、心がじわっと温かくなるような優しいシーンも。周囲の者たちは、まさか本人がここに居るとは知らずに生前の彼らをどう思っていたのか無遠慮に話すし、残酷なのやら嬉しいのやら。でも、だからこそ、今まで知らなかった秘められた思いを知ったり、逆に知りたくなかったショックなことも・・。一番切ないのは、そんなときに「自分だ」と言えないこと。言ったところで信じてもらえないかもしれないけど、やっぱり「私(僕)はここに居るよ」と言えないことの辛さが、この映画の中で最大の"泣き”であることは間違いない。久しぶりに素直に感動できる作品だった。西田敏行ってこういう役が本当にうまい。

キーワード;
バーゲン、スマイル、不倫、ヤクザ、ホープ(煙草)、E-mail、里子、ウィンナーコーヒー

2006年日本
監督:河野圭太
原作:浅田次郎
出演:西田敏行、伊東美咲、成宮寛貴、和久井映見、國村隼 、綿引勝彦、桂小金治、渡辺典子、沢村一樹、余貴美子、市毛良枝、藤村俊二他

11月18日より全国公開

原作購入はこちら↓

椿山課長の七日間


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『アメリカン・ドリームズ』 [映画(コメディ)]

試写室に入った途端、受付でイキナリ「すみません、この映画公開中止になりました」と・・ええええええ?!Σ( ̄□ ̄;)!! 当初の予定でもレイトだったし・・まあ仕方ないかもしれないけど、これが結構面白かったので残念。しかも監督は『アメリカン・パイ』『アバウト・ア・ボーイ』のポール・ウェイツ、主演はヒュー・グラント。ブリト二ーそっくりなカラオケ少女やミュージカル好きのテロリストが出演する公開オーディション番組、そして引きこもりの大統領・・アメリカ社会をこれでもかのブラックユーモアで風刺した爆笑コメディだ。DVDリリースはあるそう。

高視聴率を誇る大人気番組「アメリカン・ドリームズ」は視聴者参加の公開オーディション番組。司会者のマーティンが集めた今シーズンの出演者はクセモノ揃い。母子家庭で育ったキュートな女の子サリーは、ふったばかりの恋人が戻るとイメージアップのためによりを戻すしたたか者。アメリカに移住してきたばかりのオマールはブロードウェイ・ミュージカルを真似て歌い踊る青年だが、アメリカの空爆で母を失い、テロリストの訓練を受けてきた身。そして更に強力な番組ゲストはノイローゼ気味のアメリカ大統領。話す内容をすべて補佐官に指示され、落ち目の支持率回復のために番組出演を決意した。そして、ついに本番当日・・それぞれが完璧に決めるはずの舞台で予想外の展開が・・。

コメディをやらせたら右に出るものがいないヒュー・グラントが今回はアメリカ映画で本領発揮。ブリト二ーみたいなサリー役のマンディ・ムーアは実際にアイドル歌手として活躍中。サリーに利用される哀れな恋人ウィリアム役にクリス・クラインがお得意のお間抜け演技を披露、ラストで彼が見せる悲劇のパフォーマンスは爆笑必至である。陽気なテロリスト、オマールはデビュー作となる本作でいきなり大役を掴んだサム・ゴルザリで、今後の活躍が期待される。頼りない大統領役にはでニス・クエイド、チェイ二ーそっくりの補佐官はウィレム・デフォー(気づかなかった・・)。まったく、無個性なキャラが一人もいない!くどいほど濃い(笑)。

ああ・・DVDのみで残念・・。

American Dreamz
2006年アメリカ
監督:ポール・ウェイツ
出演:ヒュー・グラント、デニス・クエイド、クリス・クライン、マンディ・ムーア、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ウィレム
・デフォー他

公開中止(涙)。
DVDはこちら↓

アメリカン・ドリームズ


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『日本以外全部沈没』 [映画(コメディ)]

折りしも小松左京著の『日本沈没』が公開中だが、こちらは筒井康隆が原作の有名なパロディ小説を映画化したもの。しかも『ヅラ刑事』の公開が控えるトル○ードフィルムの企画で、監督も『ヅラ』と同じ河崎実。日本映画史上最大のスケールと興奮で贈るSFパニック・スペクタクル巨編!(チラシにはそう書いてあるが大誇張w)。出演は小橋賢児、柏原収史、松尾政寿、村野武範、寺田農、藤岡弘、ら豪華メンバー。近未来の日本を舞台に、日本以外の全ての国が海に沈み、大勢の難民たちが日本に押し寄せたことで起きる大パニックを、皮肉と風刺に満ちたブラックな笑いで描く。

2011年、原因不明の天変地異によってアメリカ大陸が一週間で海に沈んだ。その一週間後には中国、さらにユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸が沈没し、全世界でただ一つ無事だった国は日本だけだった。この小さな国に、世界中から難民が押し寄せ、人口が急増。物価の高騰、食糧不足、失業率の上昇など様々な問題が起きる。さらに、外国人による犯罪も急増。政府は急遽、GAT(外国人アタックチームの略)を結成し、外国人たちを次々と追放していく。しかし、外国人たちの不満はもう限界に来ていた・・。

レイトショー公開の作品にも関わらず、話題性抜群なのか試写室は信じられないほど満員(試写の回数が少ないのも原因ですが)。天変地異のパニックより、むしろ天変地異が引き起こした社会的パニックを語る映画。あり得なさそうだけど、あり得るかもしれない場面がチラホラ。各国首脳のそっくりさんが出てくるのかと思ったら、そこまでパロッってはおらず(何故か安心)、普通にアメリカ大統領やロシア大統領、中国の国家主席や韓国大統領、国連事務総長らが登場して、安泉純二郎首相の言いなりになっている。領土問題や靖国参拝などの”本音”がポロリ、これヤバくない?^^; しかも、ラストでは金○日も・・(彼だけはソックリさん)。

安泉首相を演じる村野武範の政治家風笑いが妙に板についていて、はまり役。熱血防衛庁長官を藤岡弘、が暑苦しく演じる。更にはヤケクソ的怪演を見せる博士役の寺田農にも注目。その他、オスカー受賞のハリウッドスターが次第に仕事をなくし、惨めに路上で暮らすようになるさまなど、とにかく外国人が見たら反感買うこと必至の内容。・・でも冷静に見てみると、一見外国人をバカにしているようで居て、その実、日本社会を痛烈に風刺した作品でもあるのだ。奇想天外、ギャグ満載でなかなか面白い。レイトってところが残念。

キーワード;
日本沈没、地球大暴れ、臨時ニュース、捕鯨、デーブ・スペクター、外国人予報、てぶくろ(絵本)、オスカー像、うまい棒、パツキン、GAT

2006年日本
監督:河崎実
出演:小橋賢児、柏原収史、松尾政寿、村野武範、寺田農、藤岡弘、、松尾貴史、つぶやきシロー、黒田アーサー、イジリー岡田、筒井康隆他

晩夏、シネセゾン渋谷にてレイトショー

(c)2006映画「日本以外全部沈没」製作委員会


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『プラダを着た悪魔』 [映画(コメディ)]

ヴォーグの編集アシスタントを務めた経験を持つ著者、ローレン・ワイズバーガーが発表した同名ベストセラー小説の映画化。タイトルの「プラダを着た悪魔」はヒロインが働くファッション誌編集部の編集長を指しているため、ヴォーグの編集長アナ・ウィンターをモデルにしているのではないかともっぱらの噂だが、暴露本でもあるだけに、ワイズバーガーは”あくまで架空の人物”だと主張している。華やかな世界の裏側は、一歩踏み込めば地獄。ヒロインの奮闘ぶりは多くの女性の共感を呼んでアメリカで大ヒット中だ。

ジャーナリストを目指してNYへやってきたアンディはファッションにはまるで関心がないまま、有名ファッション誌ランウェイの面接を受ける。カリスマ編集長として業界に君臨するミランダ・プリーストリーの名も知らず、「スタイルもセンスもゼロ」と軽く馬鹿にされるが、他にあてがない彼女は必死で自分の有能さをアピール、何とかアシスタントに採用される。しかし、これが地獄の始まりだった。ミランダの無謀な要求についていけない上、時間に追われる超多忙な日々。何とかミランダに認められようと悩んだアンディは、ついに自らのファッションを一新する。美しく変身を遂げた彼女にようやく目を留め始めたミランダは、パリコレにアンディを連れて行くと発言するようにまでなった。しかし、アンディは忙しさのあまり、恋人との仲が壊れかけていた・・。

”悪魔”ミランダにはアカデミー賞ノミネート最多記録を誇る大女優、メリル・ストリープ。ミランダに振り回されながらも美しく成長していくアシスタント、アンディに『プリティ・プリンセス』シリーズのアン・ハサウェイ。監督は社会現象を巻き起こしている人気TVドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』の6エピソードを監督したデヴィッド・フランケル。映画のもう一つの主役である豪華なファッションを手がけるのは、やはり『セックス・アンド・ザ・シティ』の衣装担当パトリシア・フィールド。魅惑的なスタッフ・キャストが作り上げた本作は、とてもエレガントで面白く、健気なアンディの可愛さとメリル・ストリープの怪演(これでまたオスカーノミネートの噂も!)にどこまでも引き込まれてしまう。いろんなことがとんとん拍子でうまく行きすぎなのと、ファッションに興味のないアンディが何故あそこまで頑張れたのかもう一つ説得力に欠けるのがちょっと不満だったが、これは映画の上映時間がもう少し長かったら改善したかも。もっと短くていい”と思う映画は多いが、その逆を感じた映画は珍しい。それでも、悪魔のミランダがこれまでの人生で多くを犠牲にしてきたことや、トップになるためには人を裏切る残酷さも持たなければならない現実など、考えさせられるシーンもある。

働く女性たちが出かける準備をするファースト・シーンからもうオシャレは始まっている。ああ、反省。女の身支度は余裕がないとダメね。私なんていつもバタバタ・・。ファッションがもたらす精神的な効果についても気づかされる映画だ。カジュアルな服装は卒業しようとか、頑張ってハイヒールを履こうとか、今まで塗らなかった色の口紅に挑戦してみようとか、色々影響されてしまった私でした(笑)。

それにしても、メリル・ストリープの今回の役柄は『101』のグレン・クロースとだぶって仕方なかった。最近、映画界におけるこの二人のキャラが物凄く似通ってきているような・・。アン・ハサウェイはこれで本格的にブレイクしそう。本作ではだんだん化粧がケバくなっていくけど(笑)とにかく可愛いから、憧れのエッセイストにも口説かれちゃう(羨ましい)。一生懸命やってる姿は男の人を魅了するのね。洋服の着こなしは参考になります(しかし着る人間が違うことを自覚せよ)。要チェック!

一つ疑問が。ファッション誌の編集部で働く女性って、編集部に自由に着ていい服がストックされているの?

キーワード;
プラダ、シャネル、エルメス、スターバックス、ステーキ、ヒール、携帯電話、That's all、ハリー・ポッター、パリコレ

公式サイト
http://movies.foxjapan.com/devilwearsprada/
こちらはアメリカ版
http://www.devilwearspradamovie.com/

THE DEVIL WEARS PRADA
2006年アメリカ
監督:デヴィッド・フランケル
原作:ローレン・ワイズバーガー
出演:メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチ、エイドリアン・グレニアー、サイモン・ベイカー

11月公開

DVDならこちら↓

プラダを着た悪魔 (特別編)


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