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『ゲゲゲの鬼太郎』 [映画(ファンタジー)]

最近、チラホラとポスターを見かける、実写版の鬼太郎。主演は(何故か)ウエンツ瑛士。監督は、『釣りバカ日誌』シリーズを何本か手がけた本木克英。

ゲゲゲの森で平和に暮らす鬼太郎は、ある日一通の手紙を受け取る。手紙の主である小学生の健太とその姉・実花は、地下に封印されていた「妖怪石」を偶然手に入れていた。石のパワーを求め、邪悪な妖怪たちが次々と健太たちに襲い掛かる。2人を助けた鬼太郎は妖怪石を盗んだとの濡れ衣を着せられ、裁判にかけられてしまう。満月の夜までに石を見つけなければ、父親である目玉おやじと砂かけ婆が犠牲に・・。命をかけた妖怪たちの闘いの結果はいかに?

親子愛、姉弟愛、淡い恋物語など多くの要素を取り入れたエンタテインメント。まあそこそこ楽しめるが、鬼太郎と猫娘(田中麗奈)に激しく違和感。物凄くコスプレっぽい。
そもそも、なんでウエンツ瑛士が鬼太郎なのか解せない・・顔がハーフで似合わない。それに、鬼太郎の外見はもっと子供でよいのでは?

・・とまあ突っ込みたくなるけど、観ている間は普通に楽しめる。キャストが超豪華で、一場面しか出ないような通行人的キャラクターにさえ、主役級の大物俳優がシークレットゲストで出演していたりする。え!あの人がこんな所に?!的なドッキリ&ビックリが一番楽しく、ストーリーより殆どキャスティングでもっている映画と言えそう。
大天狗裁判長を演じる中村獅童が、歌舞伎然とした出で立ち&存在感で印象的。輪入道役の西田敏行も、顔だけの出演ながらお茶目さを発揮していた。

ゲゲゲの森を再現したセットが面白く、出演者たちもテーマパークに迷い込んだようで楽しかったのでは。
様々な種類の妖怪が登場するのも子供には嬉しいサービス。
実写版でも、さすがに目玉おやじだけはCGアニメだった(笑)。ラストのダンスシーンに爆笑・・。

キーワード;
石、父親、質屋、油揚げ、裁判、釜茹で、携帯電話、黄泉の国

2007年日本
監督:本木克英
出演:ウエンツ瑛士、井上真央、田中麗奈、大泉洋、間寛平、田の中勇(声のみ)、YOU、小雪、室井滋、中村獅童、西田敏行、谷啓他

4月28日より全国公開

原作漫画はこちら↓

ゲゲゲの鬼太郎 1 (1)


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『ナイト ミュージアム』 [映画(ファンタジー)]


予告編だけは随分前からよく観ていて、ミニシアター系の小規模エンタテインメントかな~と思っていたら・・バージョンアップした予告編を観て、「えっ、それなりにお金かけてんの?!」。そしてついに、完成披露試写会で観てまいりました。

NYに行ったことのある人なら、きっと訪ねたことがあるだろう自然史博物館。私も10年位前ですが行きました。本作は、ここで夜警の仕事を任されたベン・スティラー演じるバツイチの父親が、夜中になると展示物が動き出すこの博物館で奮闘する物語。恐竜の骨や剥製だったはずの動物が動いたり、ジオラマが動いたり、大パニック状態の博物館が絵本のようなファンタジーに仕上がっている。

何をやってもうまくいかないバツイチ&失業男のラリー。別れた妻の再婚相手に一人息子がなついていることにも焦っている。息子を振り向かせるためにも職探しに懸命なラリーは、自然史博物館での夜警という仕事に就く。夜警になって初めての夜、展示物が”あるべきところにない”と気づいたラリーが見たものは・・廊下の給水器で水を飲むティラノザウルス(の骨)。猛然と追っかけてくるティラノザウルスを避けたと思えば、モアイ像に話しかけられ、フン族に追いかけられ、ジオラマではガリバーのように手足を縛られ・・散々な目に合うラリーだが、歴史を勉強し直し、対処法を身につけていく。息子にもこの光景を見せてやろうと博物館に連れて来るが、その頃彼の知らないところで、ある陰謀が動きつつあった・・・。

何となく夏休み向け・・と思うのは私だけかしら。夜中に展示物が動くという発想は特に斬新ではないし、結構無難。でも、親子で観たい良質なファミリームービーである。見所は何と言っても展示物が動いて博物館内で暴れまわるシーンで、大人である我々もラリーのように歴史を復習すれば楽しさが倍増するかも。サイドストーリーとして描かれる”邪悪な計画”は意外と大したことではなく、名優揃いの年寄り3人組の見せ場のために作ったエピソード?とも思える。ただ、最後には展示物全員を見方につけ、皆で協力し合う過程は見ていて気持ちがいいし、主役にベン・スティラーという個性派俳優を配し、脇を支える年寄り3人組(ディック・ヴァン・ダイク、ミッキー・ルー二ー、ビル・コッブス)、ルーズベルト大統領の”蝋人形”役のロビン・ウィリアムズなどキャスティングが魅力的(結構これでもっているかも)。大役なのにノン・クレジットで出演するオーウェン・ウィルソンがジオラマの小さなカーボーイ役で登場する。

個人的には好感の持てる作品だったが、この映画、一つ矛盾点が・・。
ルーズベルトの蝋人形が「私は何もしていない。私は大統領ではなくただの蝋人形だ」と言う台詞があるが、それを言っちゃオシマイじゃあ・・・。だって、他にも多くの有名人蝋人形たちが出てくるが、彼らは歴史上の人物として扱われている。これはどう説明するの?これ、美術館バージョンでやっても面白いかも。

(追記・少々ネタばれ)
劇中のルーズベルト大統領人形の胴体が切れる場面があるのだが、蝋で出来ているのですぐに又溶かして接着し、元通りになる。彼がポリオで下半身が不自由だった事実とそのエピソードは関係があるのだろうか。なんだか複雑な意味に捉えられたのだけど・・。

キーワード;
ティラノザウルス、モアイ像、ルーズベルト大統領、オクタヴィウス、ノドジロオマキザル、サカジャウィア、ミイラ(ファラオ)。フン族、ネアンデルタール人

2006年アメリカ
監督;ショーン・レヴィ
製作:クリス・コロンバス、マイケル・バーナサン、マーク・ラドクリフ(『ハリー・ポッター』シリーズ)
出演:ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ、カーラ・グギーノ、ディック・ヴァン・ダイク、ミッキー・ルー二ー、ビル・コッブス他

2007年3月17日より全国公開


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『エラゴン 遺志を継ぐ者』 [映画(ファンタジー)]


前から話題作として宣伝を見かけたのだが、ようやく公開間近になっての試写。

原作は2003年に出版された冒険ファンタジーエラゴン 遺志を継ぐ者」で、作者はなんと当時17歳のクリストファー・パオリー二。三部作の第一部として書かれた本書はたちまち300万部を越えるベストセラーとなった。執筆中の第三部も含め20世紀FOXが映画化権を取得したが、未完の小説がハリウッド大手スタジオに買い上げられること自体、稀だとか。しかも、スタッフ・キャスト共にハリウッド屈指の顔ぶれ。『ロード・オブ・ザ・リング』『ナルニア国物語』など、ファンタジーブーム真っ盛りの今に相応しい話題作だ。

森と砂漠と山に囲まれた帝国、アラゲイジア。かつて竜と心を通わせるドラゴンライダーたちによって繁栄したこのくにがは、ライダー一族の裏切り者、ガルバトリックスに支配され危機に瀕していた。善良なライダーたちとドラゴンは次々と滅ぼされ、今やドラゴンの卵は3個だけ。その一つを見つけたのが農場に住む少年、エラゴンだった。不思議な光を放つ青い石を見つけ持ち帰った彼は、やがてそれが石でなく卵であることを知る。孵化した卵からは美しく立派な雌ドラゴンが生まれ、エラゴンは自らが選ばれた戦士だということを悟るのであった・・。

大作のはずなのだが、上映時間は1時間44分とこの手の映画にしては短め。もともとストーリーがシンプルなだけに、コンパクトにまとめてある。ハンガリーとスロバキアで撮影されたという広大な自然と、一流の技術が生んだCG画像が見事の融合し、映画館で観る醍醐味を味わわせてくれる。擬人化されたドラゴンの顔や、エラゴンがドラゴン(なんで名前まで似てるんだ)に乗って飛ぶさまは20年ほど前の映画『ネバーエンディングストーリー』を思い出させるが、やはり年月が経った今ではスピード感、リアル感が圧倒的に違う。特にラスト近くの、ドラゴンに乗ったまま悪のダーザと一騎打ちをするシーンは最大の見せ場。TVでならこの映画を観る意味はあまりないと言っていい。

エラゴン役を演じるのは18万人もの応募者から選ばれた新人、エド・スペリーアス。美貌と勇気と魔力を持つエルフ族の皇女アーリア役は、これまた期待の新星シエンナ・ギロリー。エラゴンの設定年齢がもう少し大人だったら、この王女様との恋物語もあったのかもしれない(でもエドは18歳でシエンナは31歳。ちょっと年齢差ありすぎ?)。エラゴンを助ける謎めいた少年は、”アメリカ版ジャニーズ”的な注目株、ギャレット・ヘドランド。脇を支えるのはジェレミー・アイアンズ、ジョン・マルコヴィッチ、ロバート・カーライルらベテラン陣。ガルバトリックスを演じるジョン・マルコヴィッチの出演シーンが少ないのが残念だが、その代わり、ダーザ役のロバート・カーライルが強烈な個性でスクリーンを支配(笑)。この役者、あまり好きじゃなかったんだけど今回は見事にハマッてて良かったわ。最後の方では特殊メイク甚だしいホラー映画も真っ青な顔になってたけど(笑)。二作目からも出て欲しいんだけど無理かしら。ドラゴンの声は『ナイロビの蜂』でオスカー女優となったレイチェル・ワイズで、気品溢れるドラゴン像を作り出している。主題歌はアヴリル・ラヴィーン。

キーワード;
卵、ライダー、アラゲイジア、火山、古代語、ドワーフ、アーガル

ERAGON
2006年アメリカ
監督:シュテフェン・ファンマイアー
出演:エド・スペリーアス、ジェレミー・アイアンズ、シエンナ・ギロリー、ロバート・カーライル、ジョン・マルコヴィッチ、レイチェル・ワイズ(声のみ)他

12月16日より日劇他にて全国拡大公開

原作購入はこちら↓

エラゴン 遺志を継ぐ者―ドラゴンライダー〈1〉


エラゴン 遺志を継ぐ者―ドラゴンライダー〈2〉


エラゴン 遺志を継ぐ者―ドラゴンライダー〈3〉


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『シャーロットのおくりもの』 [映画(ファンタジー)]


世界中で4500万部を超える大ベストセラーとなった同名児童文学の映画化。主演にダコタ・ファニングを迎え、物語の主軸となる子豚のウィルバーやその仲間たちなど、可愛らしい動物たちの動きをCGI技術で実現させた話題作だ。

牧場の娘ファーンは、10個の乳房しかないお母さんブタの11匹目の子豚として生まれたウィルバーを自らの手で育てる。ウィルバーは納屋にいる様々な動物たち・・牛やガチョウ、馬、羊、ネズミたちに囲まれ成長していく。しかし、ある日信じられない噂を耳にする。「春に生まれた子豚は、雪を見ることが出来ない」=クリスマス用の燻製にされるってこと。恐ろしさに震えるウィルバーを励ましたのが、嫌われ者の蜘蛛シャーロットだった。「私があなたを守ってあげるわ」。シャーロットは彼との約束を果たすため、命をかけて自分の巣にメッセージを紡ぐ・・・それはシャーロットの母親のような深い愛情だった・・。

子豚が活躍すると思っていたらちょっと肩すかしを食うかも。『ベイブ』のように子豚が自ら生きる道を切り開いていくストーリーではない。あくまでこの物語のテーマは、愛、そして生と死。ウィルバーという一匹のブタはその象徴であると同時に、ファーンをはじめとする人間たちや、動物たちの心を繋げていく役割を果たしている。シャーロットの最期と生まれたばかりのシャーロットの子供たちが旅立つ感動的なシーンは涙を誘う。何とも清らかで美しい物語だ。ダコタ・ファニングの他、動物たちのボイス・キャストが豪華で、シャーロット役をジュリア・ロバーツ、シャーロットに協力するネズミのテンプルトンをスティーブ・ブシェミが演じる他、キャシー・ベイツやオプラ・ウィンフリー、ロバート・レッドフォードも参加している。心が素直になる、最高のクリスマス映画だ。

ところで、蜘蛛が嫌いだったり苦手な人は要注意。かなり蜘蛛が大映しになります。私は蜘蛛が好きです。台詞の中に「蜘蛛の巣の存在自体、奇跡だ。君にはあれが作れるか?」というのがあるけれど、本当に自然の芸術として一級品。その巣の美しさと、ウィルバーが言うように蜘蛛の姿もまた綺麗だと思っている。だって・・まるで踊るように巣を編んでいくではないですか!そしてブタも大好き(飼いたい)。私の好きなものばかり登場する映画(笑)。

公式サイト可愛い!素敵なサウンドトラックも視聴できる。
http://www.charlotteswebmovie.com/

キーワード;
燻製、納屋、蜘蛛、クリスマス、さいこうのブタ、言葉、ぴかぴか、品評会、卵、ひかえめ

CHARLOTTE'S WEB
2006年アメリカ
監督:ゲイリー・ウィニック
出演:ダコタ・ファニング、ジュリア・ロバーツ、スティーブ・ブシェミ、ジョン・クリース、ロバート・レッドフォード他

12月23日より全国公開

原作購入はこちら↓

シャーロットのおくりもの


映画版 シャーロットのおくりもの


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『シャーロットのおくりもの』フッテージ上映会 [映画(ファンタジー)]


ダコタ・ファニングと可愛いコブタの共演で話題のこの作品、試写はまだ始まっていません。

本日は、パークハイ○ット東京(来日するハリウッドスターの90%はここに泊まるらしい)にて、日本語版キャストの記者会見も含めた”フッテージ上映会”。予告編も併せた10分ほどの短縮編をいち早く見られるという企画だ。

シャーロットのおくりもの』は全米ベストセラーの児童文学。春生まれのコブタ、ウィルバーは、ファーンという少女と上品なオバサン蜘蛛シャーロットに見守られながら元気に毎日を過ごしている。しかし、クリスマスにハムにされるのをウィルバーは恐れていた。シャーロットは自らの命を縮めることも厭わず、ウィルバーのために奇跡を起こす・・。

今日の出席者は、シャーロットの吹き替えを担当する鶴田真由(アメリカ版はジュリア・ロバーツ)、ベテラン山寺宏一やダコタの声を吹き変える福田麻由子ちゃん、ガチョウ夫妻のヒロミと松本伊代、カラスの兄弟役の千原靖史、千原ジュニア、牛のベッツィー役のLiLiCo。

録音はこれからなんだとか。

それからそれから、スペシャルゲストで生後一ヶ月のコブタちゃんが赤じゅうたんの花道を通って登場!(日本語版吹き替えがこのコブタ・・とか。どういう意味だ??)ブタ好きの私にはたまりません。このために今日は行きました(爆)。ああ、可愛すぎて死ぬ・・。ブヒブヒ言いながらジタバタと抱っこされてました。最初は緊張していたのかガタガタ震えてたけど(笑)、麻由子ちゃんが抱っこするとスヤスヤ・・眠そうに目を細めてました。

コブタって清潔なのよね。欲しいなあ。

写真を撮るつもりで行ったけど、何故かTV媒体の人だけが撮っていたので私たち記者は大人しくしてました。ハイアットでの様子はお見せできませんが、プレスの写真だけアップします。
しかしこの映画・・一場面だけ見ると『ベイブ』と紛らわしい・・^^;

公式サイト
http://www.charlotte-movie.jp/

予告編
http://www.charlotte-movie.jp/

12月23日(土・祝)、日比谷スカラ座他全国一斉ロードショー


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『ダンジョン&ドラゴン2』 [映画(ファンタジー)]

1は未見のまま2を観てしまった。1974年(古!)に史上初の大型ロールプレイングゲームの一つとして誕生し、世界中でファンを生んだらしい。ゲームにはとんと興味がないので・・知らなかった。1作目は2000年に映画化(何故こんなに年月が経ってから?)。ファンタジー映画全盛の勢いに乗って、2作目である本作が製作された。

人間と魔術師たちが協力して平和を保っているイシュミール国。闇の魔術師ダモダール(前作で死亡)が復活し、復讐を開始するという設定。3000年前に地獄を支配した黒竜を復活させる宝珠を手に入れたダモダールを倒すため、5人の勇者たちが旅に出る。

という物語。映像的には『ロード・オブ・ザ・リング』的な印象を受ける。次から次へと襲ってくる怪物や仕掛けられた罠は、いかにもゲームの世界。”第一の関門””第二の関門”的な展開を見せ、単純な冒険譚として充分に楽しめる、エンタテインメント映画の王道を行く仕上がり。クリーチャーたちのデザインガーゴイルみたい)も含め、ビジュアルもちょっとカッコイイ。でも、5人の勇者たちが互いに心を通わせるシーンがもう少しあってもよかったかも。

キーワード;
呪い、宝珠、知恵、力、悪、勇気、魔術、4大元素、山

(C)2005 ISMIR PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED

Dungeons&Dragons:The Elemental Might
2005年アメリカ
監督:ゲリー・ライブリー
出演:マーク・ダイモンド、クレメンシー・バートン=ヒル、ブルース・ペイン、エリー・チドゼイ他

10月21日(土)より銀座シネパトスにて公開


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『オーロラ』 [映画(ファンタジー)]

エトワール』のニルス・タヴェルニエ監督が再びバレエ映画を作った。しかも、パリ・オペラ座の全面協力を得て、総勢35名のトップダンサーが出演するという豪華さ。主演は、オペラ座のエトワールで、人気・実力共にNo.1の二コラ・ル・リッシュと、やはりオペラ座のバレエ学校期待の新星で弱冠16歳のマルゴ・シャトリエ。幻想的な中世のおとぎ話が、悲しく美しい踊りで表現される。

踊ることを禁じられた国に生まれた、踊ることが大好きなオーロラ姫。傾国を救うために異国の王子との婚約を迫られるが、彼女が恋をしたのは見合いのための肖像画を描いた名もない絵描き。やがて国王に見つかり、絵描きは処刑されることに・・。

「オーロラ」だけど、眠り姫の話ではないのでした。実際にユッセ城で撮影された絵本のような風景をはじめ、映像は目を見張るほど美しいが、物語は無理がある上、面白くない。『くるみ割り人形』や『白鳥の湖』のように、各国の踊りを見せる舞踏会の場面はダンスシーンの見せ場だが、ここで「ジパンゴ王国」という奇妙な名の国の王子が登場。え・・?ジバンゴ?ジパング?日本?この王子を演じるが日本人ダンサーで自らのカンパニー活動を展開する竹井豊。さて、ジパンゴ王国の踊り・・前衛的過ぎて、クラシックバレエをベースにしているこの映画の中では浮きまくり。しかも山海塾みたいで怖い。他の国のダンス(2つしかないけど)は素敵です。せっかく二コラ・ル・リッシュが出ているのに、彼の踊りが少ないのが残念。とはいえ、マルゴ・シャトリエのまだ決してしなやかとは言えない、ぎこちないほどの踊りが初々しく、美人ではないのに清楚で控えめな少女らしさが好感度高し。常に姉の強い味方である弟も、可愛らしさの中に逞しさを秘めている。王を演じるのは名優フランソワ・ベルレアン。王妃はキャロル・ブーケ。

キーワード;
妖精、肖像画、結婚、毒薬、舞踏会、首飾り

AURORE
2006年フランス
監督:ニルス・タヴェルニエ
出演:二コラ・ル・リッシュ、マルゴ・シャトリエ、フランソワ・ベルレアン、キャロル・ブーケ他

正月、Bunkamuraル・シネマにて公開


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『トンマッコルへようこそ』 [映画(ファンタジー)]


む・・これはなかなか・・。いわゆる”韓流”のイメージをちょっと覆すような作品。ハリウッド的エンタテインメントにちょっと近いかも。韓国では国民の6人に1人が見る大ヒットを記録し、2005年韓国で最も愛された映画として数々の映画賞を受賞した。本作が長編映画デビューとなるパク・クァンヒョン監督の熱烈なラブコールで、久石譲音楽を手がけてることも話題。タイトルのトンマッコルとは架空の村の名前。朝鮮戦争の最中、連合軍と韓国軍と人民軍の兵士たちがこの村に迷い込み、純粋な魂を持つ住人たちに囲まれて、自分を取り戻していく物語だ。

子供のように純粋な村という意味を持つトンマッコル村。自給自足で人々が助け合って生きている平和な村に、予期せぬ客がやってきた。最初に来たのは”天から降ってきた”連合軍のアメリカ人パイロット、スミス。飛行機の故障で墜落、怪我を負った彼は村民の手厚い介護を受けていた。次にやってきたのは韓国軍の兵士2人。その次は韓国軍と敵対する人民軍の兵士3人。銃を構えて睨み合う兵士たちの間に挟まれた村民たちは、戦争というものが何かも知らず、両手を挙げながらも畑を荒らすイノシシについて話しだす始末。そのうち、村民たちは兵士たちを放置して勝手に解散、それぞれの日常に戻っていく。しかし、兵士の一人が持っていた手榴弾が食糧貯蔵庫を直撃、食べ物をダメにしてしまった責任から、兵士たちは貯蔵庫がいっぱいになるまで村民の畑仕事を手伝うことに。そこへイノシシ襲来。力を合わせて退治したこの出来事をきっかけに、互いに敵同士だったはずの兵士たちは心を開いていく・・。

音楽が久石譲のせいかもしれないけれど、まるで宮崎駿の映画を実写で観ているような雰囲気。村民側は村長以外目立った人物はいないが、兵士たちのキャラクターが見事なほど個性に富んでいる(これがアニメ的)。彼らのやりとりを見ているだけで飽きない。後半は男たちのドラマに変わっていき、日本のサムライ精神にも似た自己犠牲の美学で完結するが、不思議なほど明るく開放的なトーンで包まれている。トンマッコルの村人たちの生き方は、助け合って生きること・・それだけに、戦争の無意味さが激しく浮かび上がる。ちょっと頭の弱い少女(『オールド・ボーイ』のカン・へジョン)が純粋なトンマッコルの象徴として登場する。久石譲の音楽は大体いつも同じパターンだけど、特にこういう作品ではムードメーカーとしての彼の才能が遺憾なく発揮され、感動的な場面を美しく盛り上げている。

キーワード;
守り神、イノシシ、ポップコーン、アメフト、草ソリ、手榴弾、飛行機

2005年韓国
監督:パク・クァンヒョン
音楽:久石譲
出演:チェン・ジェヨン、シン・ハギュン、カン・へジョン他

10月公開


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『ナルニア国物語  第一章 ライオンと魔女』 [映画(ファンタジー)]

昨年から宣伝していた、来春、いや来年の大目玉作品。1950年にC.Sルイスによってこの世に生まれ、世界中の人から愛読されてきた全7巻からなる英国ファンタジー文学「ナルニア国物語」。長年映画化が望まれていた”映像化不可能だったはずの物語”が、ようやくディズニーによって幕を開けたのである。

原作も同時代に書かれ、そして同時代に映画化された『ロード・オブ・ザ・リング』と比較されるのは必至だが、『ナルニア』は『ロード・・』が苦手な人でもきっと受け入れられる。『ロード・・』はキャラクターが多く、内容に関してもちょっと予備知識が必要かもしれない。対して『ナルニア』は、4人の人間の兄妹が主人公なので感情移入しやすいし、キャラクターもそれほど多くはない。最初からいきなり架空の国に居るのではなく、衣装箪笥の奥に広がっていたのがナルニア国だった・・という「序章」もある。
第二次世界大戦下のイギリスピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの4兄妹は、田舎の屋敷へと疎開する。屋敷の空き部屋に偶然入った末っ子のスーシーは、その部屋に置かれた重厚な衣装箪笥の中に入ってみる。毛皮のコートを押しのけて奥へ進むと、一面の雪景色が・・。その神秘な国はナルニアと呼ばれていた。偉大なる王アスランが作ったナルニアは、冷酷な白い魔女によって春を奪われていた。そして魔女は恐れていた。ナルニアに古くから伝わる予言・・「二人のアダムの息子と二人のイブの娘がケア・パラベル城の4つの王座を満たすとき、白い魔女の支配は終わる」、そのときを。

何から書いていいのか分からないほどボリュームのある作品だが、特に4兄妹の中で次男と次女が重要な役割を果たしている。まず最初にナルニアを発見するルーシー。そして、最初に白い魔女と出会い、彼女に”買収”されるエドマンド。エドマンドは「雪の女王」のカイを思わせる最も複雑なキャラクターだが、やはりこの子役のキャスティングは難航したとのこと。結果、憂いを帯びた瞳を持つスキャンダー・ケインズという子役が演じているが、この子が素晴らしく良かった。
そして、白い魔女はティルダ・スウィントン。これは彼女をおいて演じられる女優は他にいない。血が通ってなさそうな冷たい美貌は白い魔女のイメージそのまま。子供たちには憎まれる文句なしの悪役だが、猛獣を手なずけている様がカッコイイ(特に戦闘シーンで馬車ならぬ白熊車を引かせているところ!)。
それから、アスラン―これはライオンの姿をした王者である。声は私の好きなリーアム・二ーソン。このアスランのビジュアルはコンピュータで作られているが、本物そっくりで驚くほど情感豊か。誇り、尊厳、正義、優しさ、そして哀愁を秘めたライオンはナルニア国の象徴であり、最も魅力的なキャラクターでもある(理想の男性像だ・・)。
他に、ルーシーがナルニアに来て最初に出会う半獣の“タムナスさん”やビーバーの夫婦、サンタクロースや白い魔女の側近であるグロテスクなクリーチャーたちが多数登場する(だが、混乱することはない)。

一瞬たりとも飽きさせない綿密な構成と幻想的な映像に引き込まれる。特にラストの戦闘シーンの迫力は圧倒的で、テレビのような小さい画面で観たら良さが半減するだろうと思われる。

全7巻のこの物語、続きは当然製作されるのだろう。今後が楽しみ(完全制覇が7年後と思うと恐ろしいが^^;)

春休み公開

※お土産にオリジナル・トランプをもらいました。

原作購入はこちら↓

「ナルニア国ものがたり」全7冊セット 美装ケース入り


ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり(1)


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『妖怪大戦争』 [映画(ファンタジー)]

入場すると、右側に妖怪の着ぐるみを着た人たちがお出迎え・・。いや、彼らより反対側にいたテレビカメラにビビリました(汗)。多分バッチリ写った・・。

完成披露試写なので監督の三池崇史&出演者(神木隆之介、豊川悦史、栗山千明、近藤正臣、高橋真唯&妖怪たち)の舞台挨拶あり。テレビカメラが何台も陣取ってました。

神木くんのことを「どうせマスコミ慣れしてるんだろうな」と思っていたら、意外にも緊張していてシドロモドロと話していたので好感度アップ。

それはそうと映画の内容。
やっぱりこの夏一押しのエンタテインメント大作でしょう。
強いて言えば子供向きかもしれないけど、大人でも(特にゲテモノ好きなら)充分楽しめるアドベンチャーロマン。
バックには「プロデュースチーム怪」と名づけられた強力なチームが!その面々は水木しげる、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆき。

昔、TVで同名タイトルの邦画を観たことがあるけど、それは68年の大映作品。ストーリーは本作とは全然違うようです。

都会から来た苛められっ子の少年が、地元(鳥取)の祭りで「麒麟送子」(要するに正義の味方)に指名され、日本全国の妖怪たちと共に魔人・加藤保憲率いる新種の悪霊軍団と戦う物語。※加藤保徳は『帝都物語』でもおなじみ。

いかにも都会っ子な神木くん、一見弱虫だけど、いざとなるととんでもない勇気を発揮する勇敢な少年を演じてます。
いい味出しているのはおじいちゃん役の菅原文太。ボケが始まっているという設定だけど、この天然ぶりが安心感を与えてくれる(笑)。
猩猩役の近藤正臣、河童の川太郎役の阿部サダヲらはメーキャップが甚だしいので言われないと分からないかも・・。高橋真唯演じる色っぽい川姫には注目(撮影中は出演者たちもメロメロだったとか)。
豊川悦史の加藤保憲もハマリ役。彼を愛するがゆえに仲間を裏切った鳥刺し妖女のアギを演じる栗山千明は『キル・ビル』を髣髴とさせるムチさばきを披露(糸巻きみたいな頭がスゴイ)。
贅沢なキャスティングで、他に竹中直人、宮迫博之、岡村隆史、佐野史郎らも出演。
しかし何より圧巻なのは、3000人のエキストラを使ったという(もっと多く見えるのでCGも入れてるかも)日本全国妖怪大終結のクライマックスシーン!!もう~いろんな種類の妖怪が居て、それはそれは楽しい。

全体に、何となく特撮っぽさも残しているので素朴な印象。
童心に返ったつもりで、子供から大人への通過儀礼をもう一度体験したい。

・・でも一つ疑問。
・・・・・・小豆がどうしたって???(一応、重要なキーワード)

主題歌は忌野清志郎&井上陽水(忌野は出演もしている)。
♪ア、ア、ア、アズキ、ズキズキ~♪と歌う挿入歌が気になる・・。


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